RICO｜2006 A/W

RICO｜2006 SS / モデルはメグミちゃん（ありがとう！）

ねずみのための実験音楽専門学校

街外れの下水道の中にある「ねずみのための実験音楽専門学校」。
狭くて汚い学校なのに、入学する生徒はあとをたたない。

校長は、ブルースとチーズをこよなく愛するオジサンネズミ。
（校長といっても、先生は彼一人だけなのだ！）
休み時間には、いつもとんがり帽子をかぶって
アコースティックギターをボロン、ボロンと弾いている。
あまりにも古いギターな上、チューニングもバラバラ。
決して美しくないメロディなのに、みんなつい聴き込んでしまう
下水道の中に明かりが灯るようなメロディ。
まるで、真っ暗な下水道管の中に星屑がちらばったように。

牛のゲップが人類を滅ぼす？

先ごろ、スイスで開催された国際会議で
地球温暖化の原因の一つになっている牛のゲップが話題になりました。
牛や羊などの反芻（はんすう）動物は、
食べた物を第一胃に生息する微生物の発酵作用により分解し、
栄養源として体内に取り込んでいます。
この時に二酸化炭素、メタンガスがゲップとして排出されます。
大気中に放出されたメタンガスが地球温暖化に影響を与えます。
世界中の牛たちのゲップから放出されるメタンガスの総量は、
大気中の全メタンガスの25%に達するといわれています。

このため、牛や羊が多いニュージーランドでは、
畜産農家対象に新たな環境税（ゲップ税）を検討中です。

のどかに暮らしていた牛たちが、悪者扱いされる時代になりました。
エコロジーは、人間のエゴなのかもしれません。